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OCT検査でこれまでの緑内障の診療と何が変わかる?
(緑内障の治療を始めていない人)

OCT検査をすると、現在どの程度まで網膜の神経が減っているかが
わかります。

その減りかたで、その人のこれまでの平均眼圧がいくつぐらいだったかが推定
できるようになりました。

さらに、このままの状態が続けば、これからどのように悪化して行くか、いつ
ごろ視野が欠け始めるかも推定できるようになりました。

つまり、OCT検査で、緑内障が悪化するスピード、視神経が減っていくスピードがわかるようになったのです。悪化するスピードがわかる、というのは、これ までの視野検査だけの診療では想像もできなかったことです。

悪化させないために、すぐ治療を始めなければならないのか、いつ頃治療を始めたらよいのかなど、決めやすくなりました。神経の減りを監視して、治療開始を遅くする余裕が持てるようになりました。

OCT検査によって、これまでの視野検査だけを頼りにしていた緑内障の診療よりも、とてもきめこまかな緑内障(開放隅角緑内障・高眼圧・視神経乳頭陥凹)の診療ができるようになりました。
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